今さら聞けない販促品とノベルティの違い【記念品・プレミアムは?】

今さら聞けない販促品とノベルティの違い【記念品・プレミアムは?】 販促・ノベルティ

販売促進のために「販促品」や「ノベルティ」を取り入れたいという方は多いでしょう。

しかしこれらの違いはご存知ですか?「プレミアム」や「記念品」はどうでしょう?

それぞれの特徴を知ることで、自社の方針に合った方法を選ぶことができます。

  • 販促品とは?ノベルティとは?
  • 販促品とノベルティにはどういった違いがあるのか?
  • ノベルティにはどんな目的・効果があるのか?

ということについて解説していきます。

ノベルティとは?

ノベルティ_とは?

「ノベルティ」は企業の認知向上のために、無料で配布される商品のことです。特に企業の名前やロゴが入っているものを指します。企業の名前が入ったカレンダーやうちわがノベルティの例です。

ノベルティは販売促進の一環として行われています。使うたびに企業の名前を目にしてもらうのがノベルティの効果です。

実用品のノベルティを継続的に使ってもらえれば、より長期間にわたって名前を印象付けることができます。これにより購買につなげたり、企業ブランドを向上させたりすることが目標です。

新規顧客に名前を知ってもらうことはもちろん、既存客に名前を思い出してもらうメリットもあります。あるいは取引先の企業に挨拶訪問に行くときに、ノベルティを手土産にするのも一般的です。

ノベルティーの特徴には以下のような項目があります。

●無料で配布される

●企業の名前やロゴが入っている

販促品とは?

販促品_とは?

「販促品」はその名の通り、販売促進のために配布される商品を広く指します。ノベルティも販売促進を目的としているので、販促品の一部だといえます。販促品がノベルティと区別されるのは、企業のロゴや名前が入ってないこともあるという点です。

例えばスーパーがお正月に「先着○名に紅白饅頭をプレゼント!」といって、お客さんを呼び寄せていたりします。配っているものにロゴが入っていなくても、販促品を手に入れようとするお客さんを集客につなげるという作戦です。

ロゴが入ってないものだと、ノベルティのような名前を覚えてもらう効果はありません。それでも、短期的にお客さんを呼び込む効果はあります。来店や購入、サービス利用といった行動のハードルを下げたい、というときにはおすすめです。

販促品の特徴には以下のような項目があります。

●無料で配布されたり、有料の商品のおまけになったりする

●企業のロゴ・名前は必ずしも入ってはいない

ノベルティと販促品以外の配布する商品の違い

ノベルティと販促品以外_商品の違い

ノベルティと販促品以外にも、「記念品」や「プレミアム」も混同されがちです。特徴をしっかり押さえておきましょう。

記念品

「記念品」の特徴は、特別なタイミングに配られる点です。「創業○周年記念!」などと銘打って配布されるものは、記念品に当たります。

不特定多数の人というよりむしろ、利用してくれた人に配布する場合が多いです。具体的な特徴は以下の通りです。

特徴

●利用者に無料で配布される

●特別なタイミングに合わせて用意する

プレミアム

「プレミアム」は他の商品のおまけとして、購入者が手に入れられるものです。一例として、ペットボトル飲料にフィギュアがついたものが挙げられます。

商品の値段はそのままで、おまけが無料で手に入るのも一般的です。中には「プレミアム価格」といって、通常よりも高めの値段が設定されることもあります。具体的な特徴は以下の通りです。

特徴

●有料商品の付属品になっている

●数量限定・レア・特別仕様などの付加価値がある

ノベルティの目的と効果

ノベルティ_目的と効果

ノベルティは企業の名前やロゴを印象付けるためのものですが、効果はそれだけではありません。ノベルティの目的と効果について確認します。

商品を購入してもらったりサービスを利用してもらったりする目的

企業の名前を知ってもらうことで、まず企業に親しみを持ちやすくなります。

たとえば服や家電のメーカーでも、お気に入りのブランドがあるという人は多いですよね。それだけ商品選択には企業ブランドが影響しているということです。

そのため、企業のことを知っているか知らないかでは商品の買い方に違いがあります。まったく知らないブランドの商品を初めて買うときに不安になるのもそのためです。

まずは企業の存在、商品の名前を認知してもらうことが、顧客の購買行動につながります。そのための第一歩がノベルティの配布です。

定期的に購入してもらうことでファンが付き売上が上がる

既存の顧客にノベルティを使ってもらうことは、定期的に自社の名前を思い出してもらうことにつながります。つまり繰り返し利用して、ファンになってもらうことを狙っているということです。

商品をリピートするうちに、商品の良さに気付いてもらうことができます。自社や自社商品のファンになってくれれば、その人がまず売り上げに貢献してくれます。

そのうえファンがSNSを利用して、自発的に、自社の商品の良い口コミを広めてくれるかもしれません。そうすれば、自社の名前をまだ知らない新規の顧客を取り込む可能性が出てきます。

ファンになってもらうことが、結局売り上げにつながるということです。

喜んでもらえるノベルティ8選

喜んでもらえる_ノベルティ_8選

ここで、喜んでもらいやすいノベルティを8つ、ランキング形式で発表します。

1位 ペン

デスクワークではメモを取ったり資料に書き込んだりと重宝します。かさばらないので持ち運びしやすく、手土産として渡しやすいのも魅力です。定番なので他の企業と被ることもあるでしょう。差別化したいなら、芯の色やロゴの高級感を工夫しましょう。

2位 カレンダー

卓上のカレンダーはデスクワークの多い相手に、大きめの壁掛けのカレンダーは広いオフィスや家庭に送ると喜ばれます。選ぶときは旧暦や六曜が入っていた方がいいか、あらかじめ調査しておきましょう。色遣いや見やすいフォントに配慮した、ユニバーサルデザインのものも作られています。

3位 メモ帳

思いついたことをまとめたり、連絡事項を伝えたりと何かと便利なメモ帳。見た目に高級感があるものだと、貰ったときにお得な気分になれます。リングでとじたものなら1枚ずつちぎって使うことも可能です。ページが広がらないようにまとめるゴムが付属していれば、かばんやポケットにコンパクトに収納できます。

4位 パスケース

「自分ではわざわざ買わない」という人もいるので、贈り物にはぴったりです。特に都会など電車通勤の人が多いところなら、パスケースを使う機会も比較的多いはずです。レザーを使ったものもあり、安っぽく見えません。

5位 カードケース

特にビジネスだと名刺をもらう機会が多いでしょう。財布に入れると雑然としてしまいますが、手帳型のカードケースなら見やすくコンパクトにまとめておくことができます。名刺だけでなくクレジットカードやポイントカード、定期券なども整理でき、思っているよりも使い道があります。

6位 キーホルダー

形状が様々あるのがキーホルダーの特徴です。四角い、シルバーなどのベーシックなデザインなら仕事用にも使えます。丸い形にしたり柔らかい素材を使ったりすれば普段使いにぴったりです。色遣いや質感で高級感を演出ができます。どんな性別・年齢層の相手にも需要があるので、はずれません。

7位 スマホケース

企業のオリジナリティが現れているスマホケースなら、珍しいので魅力的です。背面のカバーのみと手帳型の2タイプがあります。サイズは機種によって異なりますが、相手の機種が特定できないなら何にでも使える汎用型を選ぶと無難です。

8位 ノート

プランやアイデアを整理するためによく用いられます。使わなくてもストックしておくことができるので困りません。リングノートや方眼ノートなどのタイプがあるので、相手に合わせて選びましょう。高級感を見せたいならシックな表紙デザインにもこだわってください。